二日目、FUJIFILMのカメラとマニュアルフォーカスのニッコールレンズ二本をサファリジャケットのポケットに突っ込み、ただただ散歩。
あてもなくホテルをでて一日目に歩いた錦市場を通り過ぎ、京都の町並みを見て歩きます。
こうした時間がここ数ヶ月全くなかったことに気がつき、カメラを新調して良かったなあと改めて感じます。
町中を歩きながら、素人なりに良いと思うものにカメラを向けていると、自分がただそれだけに集中していることに気がつきます。
日々、いつも頭の中は服作りでいっぱい。
起きてすぐ、今日の仕事のオーガナイズを考え始め、日中は納品日に間に合うかなと心配になりながら、スタッフ達に指導をし
夜は寝る直前まで翌日以降のオーガナイズをしています。
型紙を作っているときは、ひたすらその行為だけに集中し
縫っているときは、もっとこういうものを作りたい。あんなものを作ってみたいと考えて
それももちろん大事なことなのは良くわかっているのですが
やっぱりこうした何も考えない時間というのがとても大切なことに気がつきました。
写真を撮っていると、不思議と常日頃考え続けていた物事から解放されている自分がいて
あ、これは綺麗..と感じるものにピントを合わせシャッターを切る。
シンプルにただ楽しいなあと感じました。