独り言です
夜の23時、パリサンラザール駅から郊外行きの電車に乗って帰宅する途中電車の中に色々人がいる事に気付く
ひたすら独り言を言っている人がいると思ったら実はイヤホンで電話をしていたり
ワインのボトルを開けてグビグビ飲んで騒いでるアングロ・サクソン系の若者達
目が随分虚ろだなと思ったらペタールの煙をモクモクにしている若者もいる
車窓からは暗いセーヌ河が見えその先にはまるで都庁のような景色が見え、それが自分の住んでいる街
満ち足りた一日を思い起こし、今日もたくさん縫えたと満足する傍ら…一人居なくなった友人を思う
あの人は今どうしているだろう…と思い巡らすけれど答えは見えない
霧雨のなか
答えのない事ばかりが浮かんでくる