2014.09.09 慌ただしい一日


慌ただしい一日

パリの生地エージェントとの打ち合わせ、国際宅急便会社との交渉…某有名ジーンズメーカーの方にジーンズ生地でスーツをお仕立てさせて頂くことになりその裁断。

日々終電まで縫い続けており、心身ともにクタクタ気味ですがそんな中とても嬉しいことがありました。

日本からお仕事でお越しのお客様に納品させて頂いたのですが、部分的な修正が入り御預かりしました。パンツの着丈をくるぶしが見えるくらいまで短めにし、ジレの内ポケットを急遽表地を使ってより強度のある内ポケットに作り替えました。

既存のポケットを作っても面白みがないし…と考えていたところ強度もあり手の出し入れがしやすく、デザイン的にも綺麗なものを思いつきました。

hp62

hp63

こちらのお客様、業界の中でも非常にエレガントで有名な方で、世界中でスーツを仕立てています。トムブラウンにスーツを作ってもらうためにアメリカに行くなど、強い情熱をお持ちなのが雰囲気からも伝わってきます。ご自身で洋服の会社を経営されており、ファッション業界でその名を知らない方はいらっしゃらないほどでしょう。

何が美しくて、何が格好良いかを体現している方だと思うのですがその方に今までのスーツの中で一番素晴しいと御褒め頂けました。納品時22時半を回っていたのですが、『鈴木さん10分でいいからバーに行きましょう』と御誘い頂き、フランス人のスーツの着こなしについて、美しいスーツについて教えて下さいました。

hp60

hp59

写真はパリ5星Hotel。世界中のスーツをご自身で注文され着てきた方に『素晴しい』と言って頂けるのはこれ以上無い喜びで、疲れも吹き飛ぶようです。

hp61

,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です