今朝の仮縫いです。
7着のお仮縫い、こちらの生地はヴィンテージものばかりですので生地によってはチェックの柄が大きくずれています。
シングル幅(通常の生地は150cm幅に対してシングル幅は70cmから75cm)の生地というのは独特の風合いがある反面、仕上がりにムラがあり、場合によっては裁断するのに非常に時間がかかることがあります。
仮縫いは一人の方がご注文の場合、仮にその方が7着ご注文されていてもせいぜい2、3着確認して終わりです。全部のジャケットを仮縫いするとお客様も(単純に)疲れますし、仮縫いを組む手間もかかります。
ただ今回は生地のズレがあるということで全部確認していきます。
納品後お直しすることも出来ますが、手間が掛かってもキチンと確認した方がやはりいいと思います。
そして仮縫い後、7着はやはり組んで良かった!生地に寄ってやはり修正内容のばらつきも見え、一着ずつこまかい修正箇所が見えました。
ここまでしっかりと時間をかけて確認することで、お客様とも色々お話が出来ました。ミラノの名店カラチェニ、ロンドンのアンダーソン&シェパード。そしてハンツマンについて…いつも楽しいお話に感謝です!
仮縫い後、すでにご注文済みの生地を並べて再度形の確認。そして今日もまた追加でたくさんご注文頂けました。
良い生地達を触りながら、ヨーロッパの名店のお話を聞く。そしてその中でも私達を選んで下さるということ。
至福の時間ですね。