パリの仕立て方法でスーツを作るのには、ジャケットの縫製だけで約70時間、スラックスに関しては約13時間必要とされています。お客様の採寸、型紙作成、仮縫い、補正の時間を足しますと約100時間近くになります。
パリの仕立ての方法はヨーロッパの中でも非常に手をかけた作り方で、仕立ての方法も日本のものとは大きく異なります。
立体的に球面な体型の西洋人体型に合わせてスーツを作る為には、平面的な作り方では布が沿って行きません。一針一針、如何に柔らかく立体的に作って行くことの結晶が最終的に
『立体的な服』に繋がります。
今回募集しますのは、メインの部分を縫える職人ではなく、そのアシスタントとしての仕事をこなせる人材です。アシスタントの仕事は、いわゆる『反復』の仕事が多いので、縫うことが大好きな方、情熱を持って取り組める方でないとまず続かない仕事です。
募集条件は以下に：
・専門学校卒業後、テーラーもしくはオートクチュールのアトリエ、縫製関係のアトリエで縫製の仕事に従事したことがある方。
・外国に住んだことがある方
・指ぬきを使って縫うことが出来る方
・26歳以下の方
・強い情熱がある方
が条件となります。
勤務志望者は以下のメールアドレス宛に、ご自身の履歴、経歴書（書式は問いません）と一緒に志望動機、将来の目標を沿えてお送り頂ければと思います。
contact@kssm-cecilia.com
インターネット上でこうしたことを募集するのは正直初めてのことですが、今現在私たちのアトリエで研修中の女性も、もともとは私のFacebookを見てコンタクトを取り、今に至っています。
出会いかたのきっかけはこうした形でも、もしかしたら素晴らしい方と出会えるかもしれないと思い、思い切って募集します。
きっと素晴らしい出会いがあることでしょう…！