2014.02.25 フィッティング微調整とエレガントさ


本日パリ到着のK様、袖丈とフィッティングの微調整.数ヶ月前に御納めしましたツイードジャケットを、非常に頻繁に着用頂いたお陰でグンと馴染んできたようです。今日はこちらを着用してシャンパーニュまで行かれたそうです。少しだけ生地が馴染んだ後で再度フィッティングの確認です。袖丈を数ミリ、その他各部分を確認してお直しさせて頂きます。

ジャケットはパンツに比べ生地に寄って着心地、馴染みかたが異なります。全く同じ型紙でも着心地が変わるなんて不思議な感じもしますが、良くあることです。こちらのツイード生地は堅い中にも伸び縮みがあるので若干タイト目にした方がシルエットが綺麗に見えますね。

よくツイードは『軒下に3年おいてから着るものだ…』なんて聞きますが、馴染むのに時間がかかる分、後からは愛着がわいて大変です。そんな一着になってほしいですね。

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K様がお召しのジャケットは上のフィッティングと同じジャケットですが、はあ…ため息が出るほどの雰囲気です。エレガントとはこういうことを言うのですね。
服が主張せず、けれどもその人と一体化しその人の魅力を引き立たせる。これこそが美しさ。

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