最近こうしたartisanとの出会いが多々あり、彼らは自分達がどのように生きて、この道に入って、そして現在まで様々なことがあった・・ということを数時間にも渡って話してくれます。こうした話を聞くのを嫌う人もいるかもしれませんが、私は大好きです。肌の色、生きて来た場所、、と自分と彼らの間には多くの違いがありますが、言葉を通して理解し合える。彼らの話を聞いているとフランスの奥深さが多少ですが見えるようです。

写真は修復中のチェンバロ。個人的にチェンバロの音は好きでたまに聴いていましたが、実物をこれほど間近にみたのは初めてです。ピアノとは根本的な作りから異なるということを教えて頂きました。

彼のアトリエは天窓から燦々と光が入りなんとも気持ちがいい。８０歳を超えてもこれほど綺麗に整頓されているのをみると、如何に彼が腕の良い職人だということがわかります。若い頃からずっとこうして仕事をしているからこそ出来ることなのでしょう。