2013.08.06 フランスでの経営者講座


8月6日から4日間、Chambre des métiers artisanat de parisにて経営者講座研修を受けてきました。
朝から番までビッチリ4日間でしたので、はじめはどうなることやら?!とドキドキしていましたが、ふたを開けてみれば数年前から自分が知りたいと願っていたことばかり。
結果、非常に充実した研修になりました。
研修5
せっかく参加した研修ですので録音機を購入してみっちり勉強しました。ここで習うことは日常全ての経営に役立つこと。
しかし知れば知る程フランスは税金大国だと思います。まず第一にTVA(日本でいう消費税?)現在19,6%で2014年から20%に上がるそうです。
日本はもうすぐ10%に上がると言われていますがそれでもフランスの半分。
今までは税抜表示価格に2割足して計算していればよかったのですが、考えてみたら自分達のスーツ金額から2割ひかれるということですので、これは大きいです。
研修7
その他法人税など日本に比べ高いものも多々ありますが、一番高いのはやはり社会保障費ではないでしょうか?
ご自身の社会的身分によって異なるので一概に言えませんが,私達の会社形態ではなんと社会保障費が売上の55%…半分以上支払うっておかしいと思ってしまいます。。
これでは小さい会社が倒産していくのも当然。この社会保障費は人を雇用した時に一番ダイレクトに現れてくると思いますが、いやはや驚きの数字ばかりでした。
研修6

 

その他、起業に当たり銀行や各種アソシエーションなどからの援助(ローンですね)の説明も。
フランスでは銀行などから融資を受ける際、基本弁護士さんと一緒にビジネスプランを(先3年から5年までのプラン)作成、掲示する必要があります。
担当銀行員の前で基本2時間プレゼンテーションをして、納得させることができれば融資可能となるわけですね。これはフランス人でも簡単ではないとのことで、皆7.8社の銀行を廻っているとのことでした。
研修2
お昼はクジラの噴水がある公園でしばし混乱した頭を休め…充実した4日間になりました!
おかげで非常に複雑なフランスの会社形態、税金の仕組みなどが理解できました。今後も時間が取れれば(これが一番の問題です)こうした研修に参加したいと思います。

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