2013.08.04 ようやく…。


完成間近だった生地棚も最終仕上げを終えようやく完成しました。まずは今まで集めたストック生地を巻き直し60着分の生地を一気に並べてみました。やはり生地棚は生地を並べてこそ完成するもの!グッといい雰囲気になりました。

生地棚は私達のお店のサイズに合わせてゼロから作られたもので、棚の大きさ、高さ、奥行きはもちろんの事、扉の取手や、金色のバーにいたるまで全て自分達でパリの卸店で探したものです。最終的にグレーに塗られた一部分を薄く削ることで、すでに使い込まれた雰囲気に仕上げて頂きました。

しかし改めて思うのは、職人さんの腕がいいこと!天井のフィニッシュや、壁のデコレーションに至るまで、まるで既にこうだったかのように各部分をミリ単位でピシッと合わせていきます。おそらく日本家屋専門の大工さんにクラッシックな木造建築をお願いすると『ここはこうあるべき』といったルールが事細かにあると思います。そしてそれは西洋建築にもきっと同様に言える事ではないかと思います。経験豊かな職人さんにお願いした事で、お店全体の完成度が非常に高いものになりました。嬉しい限りです。

 

写真4

生地を張替えたアンティークの椅子とテーブルもよく合います。 テーブルの上にはまだ片付け場所を見つけられない肉厚のコーデュロイ生地とコットンモールスキン生地が重なっています。これからさらに増えて行く生地達のストック場所も考えなくては行けませんね。

 

写真7

 

生地棚に並べたほとんどはツイード生地。これらは日本ではほとんど見かける事の出来ない、非常に珍しい肉厚のツイード地でヴィンテージと呼ばれもう手に入らないものも多くあります。これらの多くは家庭内手工業で織られている生地達になります。

 

写真5

 

自分達の思い描いていた以上の出来映えにとても嬉しいです。これから徐々にウインドウも仕上げていき、さらに良いものにしていきたいですね、今後が楽しみです。

 

 


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