最近は自分を他人と比べることも無くなり、自分達がつくるものは唯一無二と考えるようになりました。

自分が一番になりたい、という思いはある種自然なのかもしれませんが、同時にそこには自分に対する驕り、うぬぼれなども入って来ます。

今はそうした感情よりも、とにかくもっともっと表現者として力を上げていきたい。カッティングだけではない。縫いの力だけではない。トータルで服作りを見た時に、もっと細かい、手が届きそうで届かなかった部分まで表現していきたい。

昨日まで見えなかったことが今日は見えるようになり、明日にはきっと出来るようになる。自分の感情、思い、謙虚さ、自身…そんなことでも表現の幅は変わってくる。

頭も手の動きも徐々にシンプルになって来て、今が最高と感じます。複雑な物をよりシンプルに考えろ、とmonsieur Smaltoに言われたのが良く判ります。