2013.01.25 l’etat des lieux


昨日は契約した物件のL’etat des lieux d’entréeに行きました。これは物件契約した後、建物内部のすべての破損状態等を確認するためのもので、フランスでは必ずあります。L’etat des lieuxの時はためらってはダメで、例えばドアの締まりがわるい、窓が開きにくい、壁が傷ついている、ペンキが部分的に剥がれている・・等々。これらを不動産やさんと一緒に一つずつ確認、マーキングしていきます。

 

何故大切かといえば、ここでしっかりと言っておかないと、退去時に自分たちのエラーとなり、depot de garantie(保証金)が返ってこないことに繋がりかねないからです。ただ改めて冷静になって物件の中を見てみると・・そのボロボロ加減が目につきます。何せ5年間も楽器屋の倉庫として使われていたということもあり、中は相当やれています。

不動産屋と、立ち会ってくれた友人と一緒に確認の結果、“全ての状態・mauvais(悪い)” 「いずれにしろ全工事でしょうからこれ以上悪くなるってことは考えられませんねぇ〜」と不動産屋。慣れてる友人が工事箇所を(っていうかほとんど全て)次々挙げていく。そこまでの工事予算を考えていなかった私達は隣で呆然…。お財布が空っぽ以上に穴があきそうなので、とりあえず今できることは仕事・・!

そしてそして・・Architecte d’intérieur(内装建築家)のムッシュウとも打ち合わせをする予定。この物件は内部がかなり傷んでいますので、大掛かりな工事が必要になるのですが、工事を始める前に『○○の部分は交換して・・この部分は生かそう』と言ったように現状を確認して貰い、その上でのアドバイスをしてもらいます。ここで工事にかかる見積もり等もだして頂き、工事スタートとなります。

写真は物件中庭側の写真。実は店舗物件と別に中庭に面している小部屋もついています。但しこちらも相当(!)傷んでいますので工事費がかさむことになりそうです。。

工事がスタートしてスムーズにいけば3月中旬には完成予定ですが、さてここはフランス。そんなスムーズにはきっと行かない事でしょう・・。
なにせ、銀行に入金したお金のattestation(証明書)を貰うだけで、もうかれこれ1ヶ月近く掛かっていますので。最終的に弁護士さんから頼んでもらい、それでもたった一枚の証明書の為に(!)二週間もかかりましたので・・・(苦笑)
先はまだまだ長いと思いますので、楽しんで行きたいと思います!


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