2012.12.16 技術と自由


今回の和光受注会のために、自分用に新作を仕立てました。生地はドーメルアマデウスジャケッティングと
なります。
ここ数年自分用に仕立てていませんでしたが、完成して着用してみると今までよりもずっと良くなっていることを体感。
着用していて気持ちがいいこの感覚は、sur mesure(フランスでいうフルオーダー)だからこそ感じるもの。胸回り、ウエスト、肩まわり…がピタッとくる感覚。これをお客様達にも感じて頂けたらこんな気持ちのいいことはないでしょう。
自分たちですべての工程を縫い上げることで、何というか粒子が細かくなったよう。より自由に表現することができるようになった気がします。技術が高くなればなるほど表現の幅は広がり、より自由になっていく。制約は自分自身で作るもので、制約がないところで表現したければ、自分自身の(第一に)技術をあげて行くことが大切だと思いました。

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