初夏のパリにマドラスチェックのジャケットを。
ここ最近、いい柄のマドラスチェックが本当に少なくなったように思います。
ドーメル、ホーランド&シェリー、スキャバル、ロロピアーナ、ドラッパーズ・・と探してみても、綺麗なチェック柄のウールリネンは見つかっても100%コットンのチェック、特にマドラスとなるとほとんど見ないといっていいでしょう。
こちらの写真はお客様ご自身で購入されたマドラスチェック。
Bleu×Rouge×jaune 青・赤・黄・・
ただ往々にしてこうした生地というのは、多くの場合、クラッシックなシングル幅で織られており、ジャケットを裁断するためのメーター数も通常の倍近く必要になります。
ただしシングル幅でチェックとなると柄合わせに非常に時間がかかります。写真は生地端、柄を合わせて裁断するためには左右5cmずつ、合計10cmは無駄になりますので、生地の中心部分のみ。
まるで革の一番良い部位だけを裁断しているようですが、この色合いで軽く柔らかいジャケットは初夏のパリになんとも気持ちが良さそうですね。